ニキビ跡のクレーターを残さずにニキビをきれいに消す方法
アロマ以外のニキビを早期で治す方法を紹介します。ニキビの進行は5段階
ニキビは発生から黄色く化膿するまで、5段階の過程で進行していきます。
第1段階:毛穴に角栓が詰まる
ニキビの第一段階は角栓が毛穴に詰まることです。この角栓は角質と皮脂がまざったもので、角栓がつまると毛穴が押し広げられ、毛穴がめだつようになります。ニキビを作らないためには、この段階で処置することが重要です。
第2~3段階:白ニキビ・黒ニキビ
第二~三段階は、白ニキビ・黒ニキビの状態です。
白ニキビは、1~2mm程度の白い盛り上がりのことで、これは皮脂のかたまりです。白ニキビは毛穴がふさがった状態のため、医学的には、閉鎖面皰(へいさめんぽう)とも呼ばれます。
穴がふさがっているので、指先で力いっぱい押しても、決して潰れません。無理に力をいれてもニキビ跡を作ってしまうだけです。
黒ニキビは、白ニキビの先端が酸化して黒くなっている状態です。黒ニキビの場合は、毛穴が開いた状態のため、白ニキビよりも簡単に消すことができます。医学的には開放面皰(かいほうめんぽう)とよばれています。
第4段階:赤ニキビ
第四段階は、赤ニキビという、毛穴にたまった皮脂の中でばい菌が繁殖して炎症を起こしている状態です。この段階になると自分で出来ることは限られてきます。
第5段階:黄色ニキビ
第五段階の黄色ニキビは、膿疱(のうほう)とも呼ばれます。膿や炎症のため、痛みや痒みがでてきます。つぶしてしまうと、シミやクレーターを残す原因になりますので、注意しましょう。この段階になったら、スキンケアだけで治すのは難しいので、早めに皮膚科を受診しましょう。
ニキビの状態に合わせた対処法
上に書いたようにニキビには5段階の症状があります。ニキビの状態に合わせた対処法で、跡を残さずにキレイに治すことができます。
第1段階:角栓を取り除く方法
洗顔後に、クエン酸や酢酸を綿棒につけて、皮脂や角栓の気になる箇所に塗り、3~4分ほど放置します。そうすると、脂が浮き上がってくるので、顔をすすげば角栓やテカリを抑えることができます。
スキンケア化粧品には、ビタミンC誘導体の配合されたコスメが最適です。
第2~3段階:白ニキビ・黒ニキビのセルフケア
安全ピンの張りの部分を消毒用アルコールなどで清潔します。アルコールが無ければ、火で焼いてもOKです。白ニキビは針で下側に少し傷をつけます。黒ニキビは中央にハリを少し刺します。
安全ピンの針の反対側の輪になっている部分をニキビに当てて、上から滑らすように皮脂を押し出します。黒ニキビは中央に穴が開いているので白ニキビよりも簡単に出ます。
ケア後は、保冷剤で皮膚を冷やすと痛みが取れます。
ただし、1度でうまくいかなかった場合は、何度も繰り返さないようにしましょう。白ニキビの場合は、皮脂が硬くなっているため簡単にでない場合もあります。
第4段階:赤ニキビのセルフケア
膿がでたり、出血したりする場合は、綿棒でニキビ用の薬を塗りましょう。薬局で売っている、クエン酸やキッチンにあるお酢を綿棒で赤ニキビに塗ると殺菌消毒になります。
赤ニキビは何も対処しないと膿がどんどん増えて、内圧が上がるため痛みが増します。この場合は、安全ピンなどの針で中央を少し刺すと、自然に膿が出て痛みがやらぎます。
ただし、指で力いっぱい押し出したり、つぶすとクレーターが残るので注意しましょう。